HEAD(ヘッド)テニスラケットの特徴
HEADと言えば現在四天王と呼ばれている4人中2人が使用しているラケットメーカーですね。
中でもノバク・ジョコビッチ選手はラケットをHEADに変えてからランキングが急上昇しましたね。
すこし前からテニスをやっている方にはアンドレ・アガシが使用していたイメージの方か強いかもしれません。
HEAD(ヘッド)はどういう会社?
HEADの社名は創始者「Howard Dead氏」の名前が由来になっています。
1970年からテニスラケットの製造販売を開始。
もともとはスキー板の製造販売をしていました。
HEADのマークはスキーの先端部をねじ止めした形をモチーフにしています。
HEAD(ヘッド)のテニスラケットモデル
PRESTIGE(プレステージ)
1987年の発売から30周年をむかえるHEADの中で最も伝統あるシリーズ。
基本的な考え方、フレームの設計は当時から変わらず代々受け継いでいるクラシカルなラケット。
発売当時は軽く飛ぶラケットであったが現代のラケットの中では飛ばないラケットに位置する。
フレームがボックス形状なのでボールをインパクトした時の変形量が大きく、エネルギーを吸収するため飛びは抑えられる。
ボールを持って押してボールをコントロールすることが可能。手のひら感覚があるラケット。
しなやかさがあるラケットでボールを包み込むような感覚があります。
ハードヒットしてもしっかりとボールをコントロールできるラケット。
SPEED(スピード)
王者、ノバク・ジョコビッチ選手が扱うラケットですね。
フレーム形状が台形なので横方向へのねじれに対して強い(剛性が高い)。
多少スウィートスポットを外しても面ブレが少ないため、安定した球が常に打てるのが強み。
フレームは薄めだが、振った分プラスアルファボールが飛ぶ印象。若干のパワーアシストあり。
横方向の剛性が高いためかボレーがしやすいラケット。
RADICAL(ラジカル)
1993年から発売開始。HEADの中でPRESTIGEについで2番目に古いシリーズ。
HEAD契約プロ選手のなかで最も使用率が高いのがRADICAL。
ボールをやわらかく持つことによってどんなボールに対しても確実に対応するオールラウンドなラケット。
すべてのショットを80点にしようとしたラケット。
フレーム形状は三角形。フレームのねじれが少ないため、ボールの飛びが良い。
HEAD独特の包み込むフィーリングにフレームの柔らかさがあるラケット。
INSTINCT(インスティンクト)
やわらかい打球感と振り抜きの良さを売りにしているラケット。
フレーム下部は三角形状、上部はラウンド形状。
ラウンド形状はたわんですぐ形がもとにもどるため、良くボールが飛びます。
パワーアシストがあり、前に押すように振るとしっかりとしたボールが飛んでいくラケット。
EXTREME
フレームがラウンド形状。ある程度ボールを飛ばしてくれる力があるラケット。
フェイスの形状が丸形のため、横糸の長さが長くななりストリングのたわみが大きくなる。
それによりスピン性能が高い。
楽にボールが飛び、スピンが良くかかるラケット。